コンテンツへスキップ

一番初めに上場企業の経理を担当していました。大きな会社ですからすべての作業が分担されていて楽ではあったのですが、単純作業でした。毎月毎月同じ作業を繰り返し、淡々と仕事をこなす日々。慣れてくれば時間が余って仕方がなく、銀行へ行くついでにバーゲンセールを覗くことも多くなりました。年収も満足のいく金額でした。有給もあり、女性だけに特別手当ももらえました。

女性は料理教室など習うことがあるだろうからという理由で。けど、段々とこのまま終わっていいのだろうかと思い始めました。終わるというのは自分の経験としてという意味です。このままここで働き続けることは本当に楽だし、恵まれているとも思いました。けど、自分自身が成長できないことは明白で、もっと上を目指したいと思って転職をしました。資格を持っていたので次の仕事は案外すぐに見つかりました。税理士事務所です。単純に資格を持っているという理由で採用されたのですが、これで自分の限界を思い知る事になります。

1社目で気楽に働いていた私なので、実務と言っても伝票を作成することぐらいです。しかし税理士事務所では即戦力を求めていました。勿論面接で資格があるだけで実務経験はない事は話してあります。でも、そんなのは通用しませんでした。繁忙期になると私は先輩の指示に従うことが精一杯で、覚えるということができませんでした。やる気はありましたが、能力が付いていかなかったのです。なんとか3年ほど頑張りましたが、どうしても足手まといの自分が惨めになって辞めてしまいました。

転職をするときには、やる気や希望・向上心だけでは何ともなりません。やはり実力が伴わないと、採用してくれる会社にも迷惑をかけることになります。完全に自分の能力を過信し、仕事を甘く見ていた証拠ですね。これに懲りて、次に転職をしたのは1年後です。精神的に疲れ切ってしまって、すぐに正社員で働くことができずにいましたので、アルバイトを短期でしていました。

最後に転職して結婚まで続けられたのは最初の時と同じ経理です。全国展開している会社ではありますが、最初の会社とは違い一人で300人ほどの給料計算をしたり、営業事務的なこともしていたので毎日が充実していました。やはり、自分の能力を見極めて就職先を探さなければならないなと遅かったのですが気づいてよかったです。